「一華開五葉結果自然成(いっかごようをひらく けっかじねんになる)」。
これは当事務所の経営理念であり、インドより中国に禅を伝えた達磨大師が弟子に読んで与えた伝法偈の一部です。

私が禅寺で修行し、税理士試験に挑戦する際に老師が教えてくださった言葉でもあります。
この言葉には、「花はいくら自分で咲きたいと思っていても、太陽をはじめ自然の恵みをいただき、そして時節が訪れなければ咲くことはできない」という意味があります。
「税理士合格には長い年月がかかるかもしれないが、いつかはその想いが実るだろう」という老師の教えがあったのかもしれません。

この言葉を人生の糧として歩みを続ける中で、関与先企業さまのためにも「努力の花が開くまで応援し続けられる体制を作りたい」という想いを胸に、税理士事務所を開業しました。

おかげさまで20年の月日を重ねてまいりました。
長かったようで短かった年月を経て、「多くの方の役に立つ仕事をしたい」という想いが強くなっています。

もちろん、開業当初から関与先企業さまのお役に立てるようにと取り組んできましたが、自分が第一線で現場に立てる年齢には限りがあります。
だからこそ、お客さまや当事務所で働いてくれている従業員、そしてその家族のために役に立てる事務所であり続けたいと思っています。

所長 税理士　南　賢吾